今回はサスペンションを
社外パーツに交換・・・ではなく
ネットで気になる情報を
入手したので実践してみました。
乗り心地に関してはおそらく
サスペンション交換するよりも
効果が感じられる
コスパ最強の方法です。
元ネタはコチラの方のブログです。
スーパーカブC125のピボットはゴムブッシュ
スイングアームの付け根を
ピボット(旋回軸)と呼びます。
バイクの車種によって
このピボット部分は
ベアリングが入っているか
ゴムブッシュが入っているか
なのですが、
スーパーカブシリーズは
ゴムブッシュです。
スイングアームピボットに
ベアリングが入っているバイクの
スイングアームは自由で
スムーズに動きますが、
ゴムブッシュピボットの場合は
ゴムの伸び縮みの範囲で動き、
ゴムの伸び縮みも力が反発して
スイングアームの動きに影響します。
工場出荷時のままではダメ?
スーパーカブC125の
ゴムブッシュが採用された
ピボット部分はおそらく、
工場ではタイヤホイールが
取り付けられる前に
センタースタンドを立てた状態か
上からつるされた状態で
トルクをかけ、
締め付けられています。
つまりサスペンションが
伸びきった状態で
締め付けられているのです。
なのでゴムブッシュの
伸び縮みのニュートラル位置が
おかしいのです。
リアサスペンションが
沈むときには縮む方向に
力がかかり、
のびるときには
反発する力がかかるので
沈みにくく伸びやすいという力が
ピボットで加わっています。
というワケで
ピボットのゴムブッシュの
ニュートラルを
走っているときに
最適な位置へ持ってきた状態で
ナットを締めましょうというのが
今回の作業です。
まずはサスがどれくらい
動いているかタイラップを巻いて
スーパーカブC125にまたがり、
リアサスのストロークを
確認してみました。
※皆さんはこの作業の必要はありません。
タイラップはあまりキツく巻くと
サスペンションカバーの隙間に入って
面倒なことになりますので
落ちない程度に緩く巻きましょう。
(1回やってしまったw)
センタースタンドから降ろして
車体の重量だけがかかった状態▼
センタースタンドを立てた状態▼
これだけ差があれば
ゴムブッシュへの影響も
大きそうです。
乗車状態でピボットを締め付け
それでは作業を進めましょう。
まずはマフラーを外します。
今回はステップのボルトも
緩めました。
ステップのボルトを抜いても
サイドスタンドのスイッチ配線で
ステップは外れなかったので
浮かせる程度で良いと思います。
モリワキのメガホンマフラーは
ノーマルマフラーのステーを使うので
ピボット上にあるステーナットの
締め付けトルクがマフラー説明書には
書かれていません。
なのでマーカーを引いて
締め付けトルク管理します。
作業途中でピボットシャフトが
回転してもわかるように
ボルトの上からラインを引きました。
反対側も
マーカーしておきます。
マフラーを外しました。
ピボットシャフトを止めている
ナットが見えました。
ナットには元々印がしてあったので
アーム側に小さな印をつけて
同じく締め付けトルク管理します。
ソケットレンチは底付きするので
メガネレンチで緩めます。
緩みました。
写真でわかりやすいようにしましたが
ここまで緩める必要はありません。
ナットを緩めたこの状態で
バイクにまたがり、
体重をかけた状態で
ナットを締めつけます。
またがる人とナットを締める人と
二人で作業するのがおすすめです。
乗ってみた感想は?
マフラーとステップを元に戻して
さっそくテスト走行してみました。
これは・・・
すんごく良くなった!
近所を一周してみただけだけど
違いがはっきりとわかります!
スーパーカブC125の乗り心地は
よく硬めと言われていますが、
今回の作業をしたことで
突き上げるような衝撃が
大幅に軽減されて
リアサスの動きもストッストッと
落ち着いた感じになっています。
工具さえあればお金もかからず
簡単な作業なので
ぜひ皆さんも試してみて下さい!